高血圧の治療に使用する薬は幾つか種類があり、それぞれ血圧を下げる方法は異なります。
血管をひろげて血量を増やし血圧を下げる薬や、心臓の動きを活発にして血圧を下げる薬など薬によって大きく違いがあり、また副作用もまれに出る場合もあり、そちらも薬によっての差異は多少あります。
しかしながら、共通して注意されているのが、高血圧の薬に柑橘類であるグレープフルーツは飲み合わせが悪いので同時に摂取しないようにということです。
なぜかというと、グレープフルーツというのは血圧を下げる効果があるカリウムを多く含んでいるためです。
高血圧の患者さんに処方されている血圧を下げる薬と同時に服用することで、血圧が下がりすぎてしまうという状態になってしまう恐れがあります。
お医者さんや薬剤師さんなどから直接注意を受けるとは思いますが、うっかり食べてしまったり、またジュースなどを飲んでしまうことのないよう、注意をすることが必要です。
ただ、柑橘類の全てがダメというわけではありません。
同じ柑橘類ではありますが、みかんやレモンなどは大丈夫だという研究結果が出ています。
柑橘類を食べたいという人はこういった安全なものを選択したり、薬の前後など時間に気をつけて摂取することが大切です。
また、薬によっては柑橘類以外の食べ物も注意する必要があるかもしれませんので、医師の話をしっかり聞くようにしましょう。
高血圧の患者さんは食事制限が多く苦痛に感じることが多いと思いますが、似たような味を選んだり、食する場合は少量にするなど、ストレスを緩和する工夫をしてくださいね。
なお、高血圧を改善しながら、おいしい食事を楽しみたい方はこちらが参考になると思います。