高血圧は食事療法や薬物療法を併用して治療されている方も少なくありません。
しかし、高血圧の薬にはグレープフルーツと組み合わせて服用されると相互作用を引き起こす可能性もあります。
グレープフルーツに含まれる天然フラボノイド成分が、肝臓や消化管粘膜にある薬(高血圧)の代謝機能を高める酵素チトクロームP450の力を抑制するといわれています。
グレープフルーツと一緒に服用することで薬(高血圧)の効果が強く現れる場合と、薬(高血圧)の効果が弱まる場合があるのです。
食べ合わせることにより相互作用が強く表れる薬はカルブロック錠やアテレック錠、コニール錠、Ca拮抗薬などが該当します。
グレープフルーツだけではなくグレープフルーツジュースも同じ作用を持ちますのでジュースであっても薬(高血圧)を服用するときは飲まないようにしましょう。
そしてお薬(高血圧)の効果は2~4日程度持続する物もなかにはあります。
薬服用中にグレープフルーツを食べると薬(高血圧)と一緒ではなくても相互作用は起こりますので、薬服用中のグレープフルーツやジュースは避けた方がいいでしょう。
グレープフルーツ以外のフルーツでは、一部で土佐ブンタン、夏みかんなどが高血圧の薬に影響すると言われていますが、まずはグレープフルーツを気をつけるようにしてください。
なお、食事療法をされている方は、おいしい食事を楽しむために、こちらを参考にしていただくのもいいでしょう。