高血圧と一口に言っても、その原因や症状の現れ方は様々です。
朝に血圧が異常に上がってしまうことが特徴的な症状である、早朝高血圧に悩まされている人は多くいます。
なんとその数は、高血圧患者の半分というデータもあるほどで、隠れ高血圧として注意が必要と言われています。
早朝高血圧とはその名のとおり、夜から朝にかけて血圧が上がってしまう症状の高血圧です。
普段から高血圧で降圧剤を飲んでいる人は、その薬の効き目が切れたことで起きる症状だと言われています。
しかし、薬とは関係なく、夜間に血圧が下がらずに朝ピークを迎えてしまうという方も多くいます。
朝に血圧が上がるのは、心臓の働きを活発にするための自然なことではありますが、急激に上がるのは良くありません。
高血圧によって引き起こされる病気の一つである心筋梗塞は、起床後1時間以内に最も発作が起こりやすいものです。
とはいえ、早朝高血圧にしても高血圧にしても自覚症状があまりないので、自分は違うと思っている患者も多いようです。
血圧の測定習慣をつける、減塩を心がけるなど、生活を見直して高血圧を予防していきたいですね。
もしも血圧の数値が高く、自分は早朝高血圧かもと思う方は、朝起きる時はなるべく急激に体を起こさないようにしましょう。
特に冬場の温度変化は血圧が上がりやすいので、寒い中一気に起きるのではなく、部屋をエアコンで暖め、ゆっくりと起き上がるとよいでしょう。
なお、おいしい食事を楽しみながら、血圧を抑えていきたいと感じている方はこちらをご覧ください。
