高血圧の薬は、一度飲み始めると止めたいと思っても、医師から止めてもいいとなかなか言われないですよね。
そのため、健康診断で高血圧と判断されても、病院に行かずに、特に治療をしないという人もいるほどです。
確かにこの先ずっと薬に頼る生活をするのかと思うと、病院に行くのは止めたいと思うかもしれません。
しかし、高血圧と判断された段階では、特に自覚症状がなくても、治療をせずに放置することで、心臓や脳の命に関わるような重大な病気を引き起こしてしまうこともあるのです。
薬を飲んで高血圧の数値を下げている人が薬を止めると、血圧の数値は上昇するので薬を止めることは大きなリスクを伴うことになります。
なので、止めたいと思っても自分の判断で勝手に止めないようにしてください。
しかし、薬を止めたいと考え、生活習慣、特に食事の内容を変えることで、高血圧を克服して、薬を止めることができた人もいます。
高血圧の人が食事で特に気を付けたいのが、塩分の摂りすぎです。
一度に塩分を控えるようにするのは、食事がおいしく感じられなくなり、長続きしませんから、塩分は少しずつ段階を追って減らしていくようにしましょう。
酢やカレー粉などの塩分を含まない調味料を上手に使うことも大切です。
また、肥満は高血圧を招きますから、摂取カロリーは控えめにしましょう。
今までの生活を全く変えずに、高血圧を克服することは難しいですが、高血圧が引き起こす重大な病気になってしまうと、食事も生活ももっと制約が大きいものになってしまいます。
高血圧と診断を受けたら、病院に行って必要な薬を服用しながら、薬を止めたいという気持ちを大切にして、生活改善に取り組むようにしましょう。
なお、血圧を下げるのにおすすめの食品については、こちらを参考にしてください。
