ワンピースのロシナンテが海軍に入った理由

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漫画『ワンピース』に登場する海軍には、様々な過去を持った人がいます。

その中でも、ロシナンテはかなり過酷な人生を歩んだのだと思います。

天竜人として生まれ、地上では差別され、そして目の前で兄のドフラミンゴが父親を殺す姿を目の当たりにしたのです。

幼かったロシナンテにとってはどれほどのショックを受けた事でしょう。

ですが、そんなロシナンテを救ってくれたのが海軍のセンゴクでした。ロシナンテにとって、初めて触れた地上の優しさだったのです。

ロシナンテが海軍に入り、兄であるドフラミンゴがいるドンキホーテ海賊団に潜入までしたのは、センゴクの役に立ちたかったという事と、ドフラミンゴの暴走を止めたかったという事なのだと思います。

海軍のセンゴクは、ロシナンテを息子のように大切にしてくれました。

そのセンゴクの為ならロシナンテは何でもしたでしょう。

そして、大好きだった兄がどんどん壊れていくのを見てはいられなかったのだと思います。

ですが、『ワンピース』のロシナンテはローの為にドフラミンゴを裏切り、その銃弾に倒れました。ローの身を案じたまま息を引き取っていく姿に涙を抑える事は出来ませんでした。

そして、ロシナンテの事をセンゴクとローは忘れる事はないでしょう。

センゴクは、ローを憎みませんでした。ローが自由に生きる事こそが、ロシナンテの願いだと知っていたからです。互いに忘れないでいようとローに語るセンゴクですが、その心には癒えない哀しみが残っている事でしょう。

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