血圧は一日中同じ数値ではありません。
夜寝ているときや朝起きた時は低く、午前中からゆっくり上昇し、昼間には高くなります。
しかし、高血圧の人の中には朝の血圧が高い人もいます。
このように朝から血圧が高いことを早朝高血圧と言います。
最近は早起きして朝の時間を有効に使う人も多く、出勤前にランニングやウォーキングなどで体を動かす人もいます。
しかし、早朝高血圧の人は朝のうちから血圧が高いので、リスクが高い朝の運動は避けた方がよいでしょう。
また、高血圧が引き起こす脳卒中も朝に発症することが多く、朝起きてひどい頭痛や吐き気といった症状があります。
この場合、頭痛や吐き気以外にも手足がしびれたり、しゃべれないなどの症状がありますので、すぐに病院へ行かなくてはいけません。
それと、高血圧の人は夜食を食べることで、朝に吐き気の症状が出ることがあります。
朝から吐き気がして不快にならないように、内臓に負担がかかる夜遅い時間の食事は避けるようにしましょう。
ストレスなどでも朝から吐き気がすることがありますが、ひどい頭痛や吐き気がする場合は危険な病気の可能性もあります。
そのような場合はすぐに病院に行って診察してもらいましょう。
なお、高血圧を改善していくには、食事を見直す必要があります。
血圧を下げてくれる食品については、こちらを参考にしてみてください。