病院で高血圧と診断されたら、まず食事療法をするように指導されますが、では高血圧の治療に良いとされる食材はどんなものがあるのでしょうか。
高血圧に効くといわれているのは、なす、きゅうり、スイカ、イワシ、りんごなどがあげられます。
それぞれの栄養素や効能を見ていくと、なす、きゅうり、すいかは利尿作用があり、高血圧に大敵な塩分を体外へ排出させる働きがあります。
特になすは古く中国では、「血液の停滞をなくす」「口内炎などのはれを治す」薬用食材、として利用されていたようです。
血液の流れをよくする効果のほか、血管を強くしたり、柔軟にさせたりする効果があります。高血圧の改善と、血管の強化のためにもぜひ毎日の食事になす料理を取り入れたいものですね。
そしてイワシなどの青魚はコレステロールを下げ、血管の収縮を抑えてくれる働きがあり、その結果、血圧を下げる効果が期待できます。
りんごは大腸の動きを活発にし、なかに含まれるカリウムはきゅうりやなすと同様、余分な塩分を体内に排出させてくれます。
どれも簡単に手に入る食材ですね。
ですが、効果があるといっても一つだけの食材を食べるのではなく、これらを上手に組み合わせて栄養バランスの良い食事献立を考えることが大切です。
また、塩分を控えた食事も高血圧の治療のためには大事ですよ。
天然のだしの旨みや香辛料などを上手に使った美味しい食事で、体調管理をしていきましょう。
なお、高血圧でも美味しい食事を楽しみたい方は、こちらをご覧ください。