睡眠不足は、健康のために良くないというのは、誰もが知っていることですね。
実際に睡眠不足だと、頭がぼーっとしたり、動きが鈍くなっったりして、仕事上で思わぬミスをしてしまったり、ケガをしてしまったりするリスクも高まります。
しかし、睡眠不足は、自覚できる症状以外にも、身体に良くない影響を与えているのです。
睡眠時間が5時間のグループと6時間のグループを比較すると、睡眠時間が5時間のグループの方が37%も高血圧の人が多かったというデータもあるほどです。
また、睡眠時間に関わらず、途中で何度も覚醒しているような睡眠障害の人も、高血圧になるリスクが高くなります。
このことからもわかるように、高血圧を予防するためには、質の良い睡眠をきちんととり、睡眠不足を予防することも大切になります。
人は夜になると体温が下がりますが、これは脳を休ませるためで、睡眠時間の前半は脳が休むための時間で、後半は身体の休むための時間と言われています。
ところが、寝る前に激しい運動をしたり、夜食を食べたりすると、体温が上がってしまい、スムーズに睡眠に入ることができなくなってしまいます。
また、夜になると分泌されるす睡眠ホルモンのメラトニンは、昼間の軽い運動や太陽を浴びることで分泌が促されることがわかっています。
高血圧の予防のために必要な軽い運動と規則正しい生活は、質の良い睡眠を促し、睡眠不足を予防するためにも必要であることがわかりますね。
なお、高血圧の予防・改善には、食事にも気をつける必要があります。
おいしい食事を楽しみながら、血圧を抑えていきたい方はこちらを参考にしてみてください。
