高血圧で通院を始めると、どのくらいの頻度で通院すればいいのかと、不安になってしまう患者さんもいらっしゃるでしょう。
仕事をしながらだと、なかなか時間が取れないので、通院の頻度もどのくらいになるのかと思うと、二の足を踏んで通院を諦めてしまう方も中にはいらっしゃいます。
高血圧の場合、他の病気に比べると、通院の頻度はそこまで多くありません。
また、通院頻度は、高血圧の度合いによって様々に変わってきます。
まず、どのくらい血圧のコントロールができているかによっても通院の頻度は異なります。
例えば、喫煙の習慣がある方でしたら禁煙をする、塩分の濃い食事を日常食べている方でしたら、減塩をするといったように、自分で生活習慣を変えていきます。
生活習慣の修正を3ヶ月続けて、高血圧が改善されないようであれば、降圧剤が処方されて、生活習慣指導と薬物療法での治療が始まります。
軽度の場合はこういった流れですが、中度の場合、1ヶ月で改善できなければ薬が処方されます。
重度の場合すぐに薬が処方されます。
ですから、通院頻度はこのくらいとは、高血圧の場合はいえないのです。
病院でできることは、一時的に血圧を下げる薬を出すことだけです。
高血圧を改善するためには、患者さん自身の意思と、生活習慣を変える努力が必要なのです。