ひと昔前までは、コーヒーは高血圧に良くない飲み物とされていました。
アルコールやたばこなどと同じ嗜好品ですので、刺激物、として捉えられることが多かったからです。
しかし最近になって、コーヒーは高血圧を予防する力があると言われるようになってきました。
なぜこうも変わったのか、とても不思議ですね。
実際のところ、コーヒーを飲むと血圧は少しばかり上昇します。
ここまで聞くと、確かに高血圧に悪い飲み物だと感じてしまいますが、その数値はほんとうに僅かなものです。
血圧に大きな変化があった、とは言えません。
それどころか、血圧をほんの少し上げては飲み終えたらまた下がる、ということを繰り返すため、常飲している人は血圧の変動に体が慣れて行くと言われています。
ご存知の通り、血圧は最高数値と最低の数値の幅が大きいことや、短時間に数値が高くなるなどの変動が体に特に良くないと言われています。
その点、コーヒーで小さな血圧の変化に慣れている人は、知らず知らずのうちに耐性ができ、高血圧に対する予防ができているというわけです。
コーヒーにつきもののカフェインについても面白い研究結果が出ています。
長年カフェインは高血圧予防には良くないとされていましたが、最近ではさほど影響はないと言うことが言われてきています。
確かにカフェインが高血圧によくないとなると、緑茶や紅茶など全てのお茶も高血圧予防に良くないといわれてしまうことになります。
ちなみに、お茶も高血圧の予防・改善にいいと言われているので、お茶を飲んでみるのもいいですね。