高血圧と年齢は深く関係していて、年齢を重ねた高齢者ほどその割合が高くなります。
日常に積み重ねてきた生活習慣が原因その1つでもありますが、高齢者に高血圧の人が多いのは身体の老化と同じように血管にも老化が進み、その結果として血管が硬くなってしまう動脈硬化を引き起こしているからです。
もともとはしなやかで血流が良かった血管が硬くなると、血管内部にかかる圧力が高くなってしまい、これが高血圧の原因となるからです。
高齢者の方が高血圧を予防するには、どのような対策が必要になるでしょうか。
高血圧の予防として、まず取り組む必要があるのは食生活の改善です。
まず、高齢者の方も塩分の摂取を控え、体内の塩分を排出してくれるカリウムを多く含んだ食材を取り入れることで予防対策となります。
また、肥満度が高い場合にには、運動量を増やして減量することをお勧めします。
痩せた人には高血圧の人は少ないことから、体脂肪を減らすことが予防にも繋がるからです。
また高齢者に限らず、喫煙者の方であれば本数を減らす、または禁煙を心掛けましょう。
喫煙による交感神経の興奮から血圧が急激に上がってしまうためです。
タバコをやめることで、高血圧との合併症である脳卒中の予防にも繋がります。
なお、血圧を下げてくれる食品については、こちらを参考にしてみてください。