高血圧と診断されたらまず制限したほうが良いとされる食事がいくつかありますが、まず、第一に脂肪分の多い食事と塩分の多い食事は制限対象となります。
よく食べるラーメンや、焼き肉といった高カロリーメニューは、やはり脂肪も塩分も多く含まれています。
また、朝食にはパン食派という方も注意しなければなりません。
パンは多く塩分を含む食品です。
パン食からこめ食に変えるだけでも塩分量を減らすことができます。
ただ、食事制限のコツとしては、すぐに減らすのではなく徐々に減らしていった方がいいでしょう。
一気に減らしてしまうと食事が味気なく感じてしまい、長続きしない恐れがあります。
続けていきやすい、食事制限をしていきましょう。
そして高血圧の方は食事だけでなく、飲み物にも注意です。
アルコールの過度摂取は高血圧を引き起こす要因でもありますので、毎日飲んでいる方は、量を制限することが必要でしょう。
大体、日本酒なら1日1合、ビールなら中びん1本が望ましい量とされています。
アルコールと同様、たばこの体への影響はよく言われていることですので、こちらも制限してできるだけ控えめにするように心がけましょう。
高血圧は動脈硬化や、心筋梗塞など命にかかわる病気を引き起こす可能性がある病気です。
ですが高血圧の症状は表面的にはあまり現れず、それだけにコントロールが難しい病気でもあります。
本格的な治療は投薬治療なども行っていきますが、まずは日々の食事や生活習慣を改善して体をよい状態にしていくことも大切なことです。
はじめは食事制限をするのはちょっと辛いかもしれませんが、根気よく続ければ体も軽くなって、きっと健康を取り戻すことができるでしょう。
なお、高血圧でもおいしい食事を食べる工夫については、こちらをご覧ください。