意外と関係ないようでいて、深い繋がりのある薄毛と高血圧の関係について解説します。
日本人の高血圧患者の9割をしめる｢本態性高血圧｣の特徴は自覚症状がなく、一年に1回の健康診断だけではなかなか判断できない疾患です。
そのため、定期的に血圧測定を行わないと見過ごしてしまいがちです。
そんな高血圧の疾患を患う原因はさまざまで特定することは難しく多くは、塩分摂取や遺伝、加齢などがあげられます。
そしてもっとも多い原因としては食事の際の塩分摂取量や運動不足など生活習慣の乱れが多い中、塩分の摂り過ぎが薄毛の原因に繫っています。
塩分過多による薄毛との関係は塩分には知覚神経への強い刺激作用があります。
知覚神経は刺激されることによりＣＧＲＰという物質がＩＧＦ－１を作りだしその分泌量が多ければへアサイクルを正常に戻そうと働くので抜け毛や薄毛へと繫がっていくのです。
この症状にはカルシウム拮抗薬や血圧を下げる薬としても試用されるアゼルニジピンという薬は、育毛効果が認められている薬でもあります。
これらの薬は知覚神経を刺激してＩＧＦ－１を増加させる効果があります。
またニフェジピンというまったく別のカルシウム拮抗薬には、ＩＧＦ－１を増加させる効果が認められていません。
高血圧の薬でも育毛効果が認められている薬は多くありますので、薄毛が気になる人は専門医に一度ご相談されることをおすすめします。
なお、高血圧を予防・改善しながら、おいしい食事を楽しむコツについては知りたい人はこちらをご覧ください。
