高血圧の基準値と塩分を減らした食事療法

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高血圧の治療基準値が先ほど改定されました(2015年12月現在)。

正常値の最高血圧が139~159、最低血圧が85~89という基準は変わりませんが、高血圧、という分類を1~3段階まで細かく分けられるようになりました。

まず1度高血圧は、高149~159・低90~99、2度高血圧は、高169~179・低100~109、3度高血圧は、高、180以上・低110以上となっています。

ですから現在では、血圧基準値が140/90mmHg以上となると治療の対象となります。

血圧計

高血圧は、脳卒中や心筋梗塞といった病気を発症するリスクを高める危険があります。

基準値をもとに高血圧ぎみと診断されたら、日々の食事や生活習慣を改善していくことが大切になってきます。

病院ではまず、高血圧を改善するためには塩分を控えて、と指導されます。

家庭でできる減塩の方法は、塩分を排出してくれるカリウムを多く含む食品をとる、ということができます。

カリウムを含む食品は、ホウレンソウ、ジャガイモ、アボカド、わかめなどがあります。日々の食事に積極的に摂り入れましょう。

塩分を減らす工夫として少しずつ、食事の塩の量を減らしていくことが薄味になれるコツです。

はじめから半分減塩、としたら味気ない食事になってかえって長続きしません。

現代人は10gくらいとっていることが多いようですが、日本では1日の塩分摂取の基準量は6gが目安となっています。

毎日少しずつ、減らしていくことが上手に減塩していくコツです。

また、塩分の代わりにだしの味にこだわる、塩分が含まれないカレー粉や香辛料を上手に使って辛みや酸味を取り入れた食事を楽しむ、などもよいでしょう。

あと、高血圧でもおやつを楽しみたいという方は、こちらをご覧いただくといいと思います。

高血圧でも食事やおやつを楽しみたい