糖尿病は食生活が大きな原因？

2型に分類される糖尿病は、日常的な食生活の乱れが原因で発生する病気です。

食べ過ぎによってブドウ糖が増えると、インスリンを分泌する膵臓への負担が非常に大きくなります。このような食生活を続けると、インスリンの機能が大幅に損なわれ、血糖値が急上昇する仕組みです。

糖尿病予防の食生活では、1日3食の基本を最初に守ることが特に大切です。

ダイエットのために朝食を抜いてしまうと、エネルギー代謝に必要な栄養が枯渇しますから、朝であっても必要最低限の糖質を摂取することが重要です。早食いをする場合には、満腹になる前に多量の糖質を吸収してしまうため、ゆっくり食べるための工夫も欠かせません。

おかずには歯ごたえのある根菜サラダや海藻類などを添えて、ご飯よりも先に食べるようにすれば、噛む回数も増えて満腹感を得やすくなります。

栄養バランスを総合的に高めるために、食べ物の品目数を増やすことも大切です。

その中でも旬の食材を中心に選ぶだけで、少ない分量であっても栄養を増やすことができます。毎日のようにお酒を飲んだり、連続して脂っこい料理を食べたりすることも避けましょう。

最終的には主菜と副菜のバランスにも配慮すれば、糖質の量もちょうどよい状態になります。