糖尿病と透析の場合の食事

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生活習慣病の一つに糖尿病がありますが、糖尿病になると腎臓を悪くすることはあまり知られていません。

糖尿病になると血液中の糖分によって血管の動脈硬化が進行します。一方、腎臓は糸球体という毛細血管を通じて血液をろ過し、老廃物を尿として排泄しますが、動脈硬化によって糸球体が破壊され、血液内の老廃物を上手くろ過することができなくなります。

一度破壊された糸球体は元に戻ることはなく、症状が悪化すると腎臓移植が必要となることがあります。このような症状を糖尿病性腎症といいます。

糖尿病性腎症になると腎機能を補い血液中の老廃物をろ過するため、透析が必要となります。透析は症状にもよりますが1日4時間、週3回病院で行うのが一般的とされています。

また、食事制限も重要になってきますが、腎機能の低下によって老廃物のろ過機能が低下しますので水分・塩分・カリウム・リンなどを制限しつつ、透析によって失われるタンパク質を適切に摂取する必要があります。

また、糖尿病の原因となっている高血糖は腎機能の低下に直結しますので、血糖値の管理も非常に重要です。

このように糖尿病性腎症の方は透析だけでなく普段の食事にも注意が必要となってくることから、多くの患者さんは管理栄養士から栄養管理の指導を受けたり、また栄養管理が難しい患者さん向けに食事を提供してくれるサービスを利用しています。

薬なし・注射なしで、血糖値を下げる自宅療養
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