糖尿病患者さんは爪切りが大切であることをご存知ですか?
特に足の爪切りが重要になってくるのです。
爪は伸びすぎると皮膚を傷つけたり、爪の間に汚れや垢が溜まって雑菌が繁殖し感染を起こしてしまいます。
爪切りの目的は爪の損傷を防ぐこと、伸びた爪により皮膚が傷つけられるのを防ぐこと、巻き爪などの爪トラブルを防ぐこと、爪の間の汚れを落とし清潔に保つこと、細菌繁殖や水虫を防ぐことです。
ただし、切りすぎて深爪になってしまうと巻き爪や陥入爪の原因となったり、皮膚が傷ついてしまい感染を起こしてしまう危険性があるので気を付けてください。
また巻き爪であったり、爪が肥厚していたりして自分で切りにくい場合、視力が低下していてよく見えない場合などは、無理に自分で切ってしまうとトラブルの原因となってしまうので医師に相談してください。
糖尿病患者さんは小さな傷からでも足の壊疽や下肢切断に繋がります。
これは末しょう神経障害により足の感覚が鈍くなり、傷ができても悪化するまで気が付くことができなかったり、傷がなかなか治りにくいという理由があります。
定期的に正しい爪の形を整えることは、足の状態を健康に保つ上でとても重要なことなのです。
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