糖尿病で炭水化物抜きするのはいい?

スポンサーリンク

糖尿病の治療には、血糖値を下げる食事制限が大切です。特に糖質制限食が有効とされています。

ならば、糖質の多いご飯やパンなどの炭水化物抜きの食事にすればいいのではないかと思うかもしれません。

しかし、炭水化物を一切なくしてしまうと、血糖値は下がったのに逆に体調の著しい悪化を招いてしまいます。

極端な炭水化物不足は、カロリー不足により体力が衰えます。そして、筋力の低下や視力の衰えをも招きます。

たんぱく質はちゃんと摂っているから、筋肉が衰えるなんてないと考えるかもしれませんが、食事制限で体を動かすための熱量や糖が不足すると、体はその不足分を筋肉を糖に変えて補おうとします。

その結果、筋肉量が低下してしまうのです。場合によっては、筋力低下で階段の上り下りさえ困難になってしまうこともあります。

糖尿病の改善には、確かに糖質のコントロールが必要です。

当然、炭水化物も制限することになります。食事制限は全体の栄養バランスを考えながら、制限する量を調整する必要があります。

しかし、どのぐらい制限すればいいのかは医学や栄養学の専門知識がないとわかりません。糖質さえ控えれば良いと、自己流で極端な炭水化物抜きを行ってしまうのは大変危険です。糖尿病の食事制限は必ず医師や栄養士など専門家の指導の下で行うようにしましょう。

薬なし・注射なしで、血糖値を下げる自宅療養
タイトルとURLをコピーしました