かつて、『ワンピース』の中でこれほど泣いたシーンがあったでしょうか。
メリー号はルフィ達麦わら海賊団にとって初めての船です。あらゆる冒険を共にしてきた大切な仲間です。
あの時、エニエス・ロビーで絶体絶命のルフィ達を助ける為にメリー号は荒波を越えてきました。
このまま、ずっと冒険が出来ると誰もが思いました。ですが、メリー号は既に限界を迎えており別れの時が迫っていたのです。
安全な場所に辿り着いた時、まるでメリー号は自分の役目を終えた事を悟ったように真っ二つに割れてしまいました。
ですが、辛いのはメリー号も同じだったと思うんです。あの時、炎に包まれながらメリー号は謝りました。
もっと遠くまで運んであげたかった、冒険がしたかったと語るメリーに、今までメリーがどんな気持ちで冒険をしていたのかが分かりました。
メリー号が辛かったのは、自分が動けなくなった事よりも、ルフィ達と別れ一緒に冒険が出来なくなる事だったのです。
本当に幸せだったと語るメリー号はまるで泣いているように見えました。
空に響くルフィの絶叫を聞きながら、メリー号はたくさんの思い出を抱え、静かに海の底へとその身を沈めていったのだと思います。
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