ゾンビたちがひしめく七武海モリアの島でゾンビをつくる手伝いをしていたホグバックは、昔、多くの人々から名医だと称賛されていた医者でした。
それは船医チョッパーが医者として尊敬しているほどです。
そのホグバックがモリアの手先となってゾンビつくりに加担しているという事実を知ってチョッパーは愕然とします。
自分が信じていた人が、実は人間として最低なことをしていたという事実を知ったときの心のダメージは尋常ではないでしょう。
人間は当然のことですが、いつかは死ぬわけです。
しかし、それは魂の抜けた死者の体に他の人の魂を入れるだけの作業でしかなかったのです。
その事実を突き付けられたチョッパーはホグバックに憤りを感じて闘います。しかし、そこに立ち塞がるのが、ホグバックにゾンビ化されたシンドリーでした。
自分の欲望のためだけに人の体や魂を弄び、シンドリーを蘇らせたホグバックは既に名医でも人間でもない、そう感じました。
この七武海モリアの島での話は、『ワンピース』の物語の中でも最も卑劣な悪党との闘いと言えるのではないでしょうか。
確かにチョッパーが言うように、死んだ人は死ぬ前に何か伝えたい事があるに違いないから、一瞬でもシンドリーのように蘇らせることができれば、それは医療として大きな意味があるのではないかという意見には賛同できます。
しかし、ホグバックの研究は最低ではないかと思います。
漫画を読むなら、「ebookjapan」がおすすめ!
ebookjapan
無料の電子書籍マンガが豊富!
→「ebookjapan」はこちら