高血圧は、それ自体はさほど問題になる病気ではありませんが、血管と心臓に負担をかけるということが問題になります。
特に血管に負担をかけるということは、呼吸器や腎臓機能にも大きな負担がかかるということだからです。
高血圧を引き起こす大きな要因は塩分の取りすぎです。
高血圧気味の人がストレスや血圧の上がる食事を摂ると、一過性の症状が出ることがあります。それが全身の倦怠感やだるさ、めまいなどです。
そうなると仕事や日常生活に支障が出ますので、常日頃から食事、特に塩分の強いものは避けるようにします。
高血圧と診断されるとたいてい投薬治療が始まりますが、それでも食事療法は必ず必要になります。
いくら薬を飲んでも、食事で塩分を避けることをしないでいると、症状は改善されません。
それでは、どのくらい塩分を避けるようにすればよいのかと言うと、ズバリ健常な人の半分です。
日本人が好む醤油、みそなどをふんだんに使った食事は特に塩分が強いのでできるだけ減塩のものを食べるべきです。
比較的、洋風の食事の方が塩分は少なくなるようです。
また、加工食品も避けるほうが良く、旬の素材のものを、薄味でいただくのが理想です。
食の嗜好を若いうちから薄味にスイッチしていった方が、急に減塩するより楽に食事療法が始められますし、予防にもなります。
なお、高血圧を改善しながら、おいしい食事を食べたいと感じている方はこちらをご覧ください。