高血圧と一口にいってもその症状の度合いは異なります。
症状の度合いを判断する基準となるのが血圧の測定数値です。
病院などの待合室にもよく血圧測定器が置かれているのですが、それで自分の血圧を計ってみましょう。
上の血圧が140mmHg、下の血圧が90mmHg以上の方が高血圧と診断されます。
そしてその数値に応じて高血圧の重症度がある程度把握できるのです。
高血圧の基準値よりもはるかに高い数値が測定された場合、かなり高血圧の症状が進んでいると判断できるでしょう。
相当高い数値が出てしまった場合、検査入院をすすめられることがあります。
血圧はその時の状態である程度は上下することもあります。
そこで継続して血圧を測定して数値をデータにする必要があります。
通常健康診断で用いられる血圧測定器は簡易的な機器ですが、検査入院で用いられる測定器は、24時間血圧、心臓超音波、24時間心電図といった常に血圧を測定できる機器を用いて正確に血圧の状態を検査するのです。
そのため検査入院が必要と診断された場合、一日で正確な測定値を出すのが難しいため検査入院期間は1週間ほど必要になります。
検査入院をすすめられた際は、職場などに相談してある程度の休暇を取る必要が出てきます。