高血圧の予防には何といっても食事から塩分を減らすことですが、同時にカリウムを多めに摂ることによっても高血圧を予防できます。
カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)の排出を助ける働きがあるからです。
言ってみれば、攻めと守りです。
食事から塩分を積極的に減らすことを高血圧に対する「攻め」とするなら、「守り」は余分なナトリウムの排出を促すカリウムの摂取量を増やすこと、といえるかもしれません。
高血圧に効くカリウムはたいていの野菜や果物、豆類などに含まれていますが、飲み物では牛乳にも含まれています。
たとえば普通の牛乳には100ml当たり158mgのカリウムが含まれています。
濃厚牛乳だと100ml当たり179mg、低脂肪牛乳になると100ml当たり200mgのカリウムが含まれています。
もちろんカリウム以外にも牛乳には様々な栄養素が含まれています。
体を作る3大栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物。
その3大栄養素の働きを助け、体の様々な機能を調節しているビタミンとミネラル(カリウムはミネラルの一種)。
牛乳にはこれらの栄養素が全てバランスよく含まれています。
自然の降圧薬ともいえるカリウム。
高血圧予防の観点からも毎日牛乳を飲んで、健康な体を作りましょう。