高血圧を改善させる利尿薬とカリウム

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高血圧の薬、いわゆる降圧剤には幾つかの種類があります。

この中の利尿薬は尿の排泄を促すことで高血圧を改善させるタイプであり、高血圧の改善に効果が見られるカリウムとやや似ていると言えるでしょう。

カリウムの働きの中にナトリウムを排出させるというものがあり、利尿薬は尿と一緒にナトリウムを排出させて高血圧の改善を促すものです。

看護師

現在のところ、利尿薬は降圧剤の中で主流ではありませんが、それでも昔からある薬なので服用している人も多くいます。

利尿薬はナトリウムを少なくして高血圧を改善させるものですが、中には食塩感受性高血圧を発症している人も珍しくはありません。

この食塩感受性高血圧はナトリウムとは関係なく血圧が上がる症状のことで、このような人には効果がありません。

また、利尿薬は低カリウム血症を引き起こす場合があり、筋肉痛や立ちくらみなどの症状が出てくる人もいます。

このような症状が出なくても、利尿薬の使用でカリウムが不足してくるので十分にカリウムを摂取する必要があるでしょう。

他に、血圧上昇を引き起こすカルシウムイオンをブロックするカルシウム拮抗薬、同様に血圧上昇の効果があるアンジオテンシンⅡの働きを邪魔するアンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬などが代表的な高血圧の薬です。