成人から高年層にかけて、多く見られる高血圧には注意が必要です。
高血圧のほとんどは自覚症状がなく、重篤になって初めて気付くことも少なくないからです。
めまいや耳鳴りは高血圧を疑うべき症状といえます。
めまいの主な原因は脳の血流が妨げられたことです。
耳の近くには三半規管という体のバランスをつかさどる器官があります。そこに何らかの原因で血流が届かないと、めまいが生じることがあるのです。
特に高血圧の人は、薬を服用することが多く、薬を飲んだ直後に血圧が低下しすぎてめまい症状が生じると言われています。
他にも食事をした後に、血液が消化器系統に集まり、その結果脳に血液が不足しがちなのもめまいの原因になりえます。
高血圧の別の症状である耳鳴りは、主に血管中に大きな圧力が加わっている可能性があります。
「ドクドク」「ザーザー」といった耳鳴りの場合は、頚動脈などの耳の近くの血管から聞こえているのです。
また、降圧剤を使用して血圧が低下した時にも耳鳴りが生じることもあります。
高血圧になってしまったら、医師の診断を受けて処方してもらうことはもちろん大事です。
また、規則正しい栄養豊かな食事をとったり、血液循環を阻害するタバコなども避けなければなりません。
また、睡眠は血圧を安定させる効果があるため、毎日同じ時間に就寝することも耳鳴りの改善につながります。
なお、睡眠についてはこちらが参考になると思います。