高血圧の予防、改善に効果があるカリウムですが、摂取量の目安については成人している男性の場合で1日におよそ2500mgです。
そして、高血圧の予防を目標とするなら摂取量の目安は1日でおよそ3510mgとなり、この3510mgについてはWHOが設定しています。
カリウムが多く含まれているのは果物であり、バナナについては1本でおよそ400mgを摂取できるので、毎食後に食べれば1000mgは軽く超えるでしょう。
もっとも、バナナに限らず果物は糖分が多く含まれているので、高血圧を意識するあまりに糖分が増えてしまっては問題です。
そのため、食物繊維など他の栄養素とのバランスを考えると、特定の食品でカロリーを補うのではなく、バランスのよい食事でカリウムの摂取量を増やすのが効果的です。
カリウム自体は多くの食品に含まれていますので、品目を増やせばカリウムの摂取量も増やせるでしょう。
その中でも、栄養バランスのよい納豆、ひじきなどは高血圧の改善に役立ちます。
肉類、魚介類にもカリウムは多く含まれていて、ビーフジャーキーや鶏ささみ、スルメイカなどは高血圧対策に使える食品です。
また、現在はあまり使われていないですが、脱脂粉乳はカリウムを始めとして様々な栄養素が非常に豊富なので、栄養素の摂取量を増やしての健康増進が見込めます。