食後に眠くなる糖尿病

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食後は胃や腸に血液が集中するために、脳の血液量が少なくなり、脳の活動が穏やかになります。

そのため、食後に眠くなることは健康な人でもよくあります。

しかし、糖尿病が原因で食後に強い眠けが出る場合もあります。糖尿病は血液中のブドウ糖の濃度が高い状態にある病気ですが、食後に血糖値が急上昇しやすいことも特徴の一つです。

血液中の血糖値が高くなると、糖を薄めるために腎臓が多量の尿を生成し、糖を体の外へと排出させます。エネルギー源である糖が尿によって失われ、同時にエネルギーが腎臓で集中して消費されることから、脳にエネルギーが届きにくくなり、眠気を感じるようになるのです。

眠気と共に持久力の低下や目のかすみなどの症状がある場合は、糖尿病が原因となっている可能性を考えた方がよいかもしれません。

食後の眠気を回避するには、血糖値を大きく上昇させないことが重要です。ラーメンとチャーハンのような炭水化物同士の組み合わせの食事を避け、なるべく食物繊維が多く含まれる野菜を加えた食事を心がけると良いでしょう。

食べる順番も大切で、食物繊維が多い野菜、タンパク質を含む肉類、最後に炭水化物の順番で食べます。食物繊維の働きによって糖質がゆっくりと吸収されるようになり、血糖値が急激に上がることを防いでくれます。

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