糖尿病になっても自覚症状に気づきにくく、自分では糖尿病にかかっているのかわかりにくいです。しかし、典型的な糖尿病の予兆があります。
まず、のどが異常に乾くようになります。
血糖値が高くなると、その血糖を下げるように脳から指令が出て、水分を欲するようになるのです。その結果、尿の量が増えます。
食事をしたのに空腹感を感じることもあります。
これは、ブドウ糖が体内に吸収されにくくなるとともに、尿糖として体外へ排出されるためです。また、ブドウ糖の吸収が悪くなると、筋肉を分解してブドウ糖を補給するようになるので、体重が減っていきます。
疲れやすくなる場合もあります。ブドウ糖を筋肉に取り込めなくなるので、筋肉が疲労感を訴えるのです。
これらの自覚症状が現れたら、直ちに内科を受診してください。自覚症状がなくても、日ごろから健康診断を定期的に受けておき、血糖値のチェックをしておく必要があります。
糖尿病の予防に関しては、効果的な方法があります。食事療法や運動療法です。
食事療法においては、炭水化物を摂りすぎないようにし、野菜を多く食べるようにします。運動は激しい運動でなくてもいいので、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を適度に取り入れるようにしてください。
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