仕事がデスクワークの人や毎日時間がなくて運動ができない人にとって、運動をすることはなかなか難しいといえます。
だからといって、普段の運動不足を心配していきなり運動を始めたりすると腰痛になる可能性があるのです。
この腰痛の原因はヘルニアや背骨の骨折などではなく、背骨に存在する椎間関節が密接に関係しています。
この椎間関節は人間の背骨の左右にあるもので、上下2カ所・左右合計4カ所に突起状に出ているのが特徴です。その突起の先端を包み込んでいるのが関節軟骨ですが、さらにこの関節軟骨を包んでいる関節包から栄養をもらっています。
関節軟骨はスポンジのように水分を蓄えることができ、運動をした際に水分を循環させて栄養を取り込みます。
しかし、普段から運動をしていない場合は水分の循環にも影響があるので、関節軟骨は栄養が足りない状態になります。その状態でいきなり運動をすると、関節軟骨に負担がかかって炎症するために腰痛になってしまうのです。
腰痛を防ぐには、きつい運動は避けて今まで使う機会がなかった筋肉をほぐすことから始めます。
筋肉の柔らかさが出てから運動をすれば、ケガや腰痛を起こしにくくなるでしょう。また、毎日無理をしない範囲の運動を続けることで、腰痛を未然に防ぐサポートとなります。
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