妊婦の方はどうしても腰痛が起きやすくなります。出産ホルモンで骨盤が緩んでいくのと同時に、大きくなったお腹で姿勢のバランスを取ろうとして体が無理をしがちになるからです。
腰痛には日常生活で実践できる様々な対策があります。自分に合った方法を見つけて、つらい時期を乗り切りましょう。
重いものを持つ場合は、必ず片膝を付いて両手でゆっくり持ち上げるようにしましょう。膝を伸ばした状態で重量のあるものを持ち上げてしまうと、腰に負担がかかってしまいます。
また、妊娠中はヒールのない平たい靴を選びがちですが、2~3センチほどかかとが高い靴の方が重心が後ろに移って歩きやすいようです。
入浴のときはシャワーだけで済ませず、湯舟に浸かってしっかり温まることを心がけましょう。
冷えは血の流れを悪くし、結果筋肉を硬くなり腰痛の原因になります。夏でも素足を避けたり、体を温める工夫が大切です。
腰や背中回りの筋肉が張ってしまったら、無理のない範囲でマッサージやストレッチを試してみましょう。
体を横にする時にも、姿勢によっては負担がかかって辛くなってしまいます。右か左、楽な方に横向きで下側の足を伸ばし、上側の足を曲げて少し前に出すシムスの体位(うつ伏せに寝て片足を曲げる姿勢)を試してみましょう。
骨盤が緩んでつらい時には骨盤ベルトを利用するのもいいでしょう。
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