腰痛はさまざまな要因によって引き起こされます。
腰痛の代表的なものといえば椎間板ヘルニアや腰椎捻挫(ぎっくり腰)ですが、これらのように必ずしも腰椎(骨)や筋肉が痛みの原因とは限りません。
腰痛は内臓疾患からも引き起こされるのです。腰痛に伴って胃痛や胸痛がある場合があります。
一見、関連がなさそうに思えるので別々のものとしてとらえてしまいがちですが、胃痛と胸痛は腰痛と関連している可能性があるので注意が必要です。
腰痛を伴う胃痛・腹痛の原因としては十二指腸潰瘍や虫垂炎(盲腸)、尿管結石などが挙げられます。炎症や痛みの原因が背中側であるため、背中から腰にかけて痛みがでます。
心臓や肺の疾患である狭心症や大動脈解離、気胸なども胸痛とともに腰痛を引き起こすことで知られています。まずは腰痛が動作と関連して引き起こされるかを確認してみましょう。
後ろに反ったり、前に倒したりひねったりする際に痛むようであれば骨や筋肉が原因である可能性が高いですが、安静時も痛みが続く、または痛みの感じがいつもと違うときは内臓疾患が原因の場合があります。
上記に挙げた以外にも胃がんなど重大な疾患が腰痛をもたらしていることもありますから、「ただの腰痛」と思わずに早めの受診を心がけましょう。
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