腰痛の大きな原因は背骨と骨盤にあります。背骨や骨盤は身体を支えるクッションのような役割もしていて、他の骨が受ける衝撃を和らげているのです。
日常生活の中で、特に立ったり座ったりする動作は腰椎(ようつい)と呼ばれる背中から腰の部分に大きな負担がかかります。
腰椎の周辺は何重にも筋肉が取り囲んでいますが、長時間立った姿勢が続いたり、座りっぱなしの時間が長いとこれらの筋肉が疲れてしまい、腰痛が起こるのです。また、姿勢の悪さや反り腰、加齢による筋肉量の低下なども腰痛発症の要因です。
ただし、骨や筋肉ではなく、内臓が起因していることもあります。
例えば痛みが一週間以上続いたり、横になって安静にしているときでも痛みがある場合は、内臓の病気が疑われます。
右脇腹が痛む場合は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍といった胃腸からくる痛みかもしれません。また、体内の不純物を排出する役目の腎臓が悪くなると痛みがちです。
さらに、腹痛や発熱を伴う場合は胆嚢(たんのう)、喫煙や飲酒の習慣がある人は膵炎(すいえん)の疑いがあります。
右脇腹に痛みがあるなら、不安を解消するためにも一度医療機関を受診することをおすすめします。内臓の病気が疑われる場合は、まず内科を受診してください。
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