尿管結石と腰痛治療

腰痛を引き起こす原因はいろいろありますが、大きく分けると腰回りの筋肉や神経が要因となるケースと、他の病気による作用で腰痛になるケースに分けられます。

他の病気で腰痛になるケースとして代表的な病気が尿管結石です。

尿管結石になると、鈍痛のような痛みが続いたり、神経痛のような激痛が起こる場合があります。これは体内で結石が動くことで、腎臓や尿管が傷つき、発作のような症状が起きることが影響しているからです。

これらの腰痛を治療する方法は2つあります。

1つ目は座薬などの痛み止めを処方してもらう方法です。尿管結石による腰痛は、湿布などでは解消されないので、痛みに直接効果のある薬が必要になります。

そして2つ目は痛みの原因である尿管結石を排出する方法です。尿管結石が大きい場合は手術によって小さく砕いたり、直接、内視カメラを使って摘出する方法があります。

また、尿管結石が小さい場合は、そのまま尿とともに自然に排出されるのを待つ方法が一般的です。この場合、よく水分をとり、適度な運動をすることで尿管結石が出やすくなります。

また、尿管結石による腰痛を予防するためには、尿管結石の原因となる食物や行為を避けることが効果的です。

ストレスや睡眠不足などの生活習慣や肥満、さらにトイレを我慢することを繰り返している場合は、なるべく改善することが予防に繋がります。