高血圧という場合には、上だけが高い、下だけが高い、両方とも高い、というパターンがあります。
そもそも、下だけが高くなるメカニズムは解明されていませんが、下が高いままの状態が続くと、上も高くなり、結果的に全体的に下も上も高い高血圧になってしまう傾向があります。
下が高い状態は初期の段階であると考えてもよいでしょう。
高血圧になる原因はどのパターンでも基本的には同じなので、下げるための対策に違いはありません。
高血圧対策にはバランスの良い食事、適度な運動、良質な睡眠が大切で、日常生活においてこれらを心がけることで下げることができます。
高血圧対策には食生活の改善が重要です。
脂っこいもの、塩辛いものなど味や調理方法が偏った食事は血液をドロドロにしたり、血管をもろくします。
カリウムやミネラルを多く含む食材を多用して体内の塩分濃度を正常化させれば、中性脂肪や悪玉コレステロールの蓄積を予防でき血圧を下げることができます。
また、有酸素運動を定期的に行うと、体内に余分な脂肪の蓄積を予防できるので血圧を下げるために効果的です。
そして、血圧を下げるには良質な睡眠も欠かせません。
睡眠不足になると体の機能が低下し新陳代謝が悪くなり、脂肪の燃焼力も衰えます。
これによって、血液中に余分な脂肪が蓄積されやすくなるので血圧も高くなります。