高血圧の方にとって、食事は日々の健康を維持するための大切なものです。
基本的な高血圧の人のための食事内容というのは、まず第一に減塩という方針となりますが、濃い味の食事から塩分を減らし薄味にしていくことは、想像以上に味覚を感じる上でのストレスになってしまいます。
そこで、高血圧の人のために考えられた食事の工夫というのが、香辛料を使うということです。
香辛料というのはその香りの高さや舌に直接触れて感じる味覚が強いので、少量でも使用することで食事の味の幅を広げてくれます。
高血圧の人の食事にも積極的に使用することで、高血圧食を利用している人の食事面でのストレスを緩和してくれる効果が期待されます。
特に生姜は香りも高く辛味があるのでアクセントとなると共に、体を温める力があるので、体が冷えやすい人にとって体調を整えるのに役立つ万能的な香辛料です。
冷蔵庫にひとかけ置いておくと便利ですし、少々面倒な場合はチューブ状のものなどを常備しておくと良いでしょう。
またわさびなども、冷奴やお茶漬けに少量使うことで食事のアクセントとして大いに期待できます。
注意しなければならないのは、香辛料を使用した市販の調味料で、たとえば柚子胡椒などは塩分が強くなってしまいますので、高血圧の人は使用に注意して適度な量を使用しましょう。
また、香辛料以外にも、高血圧の人が美味しく食事を食べるコツについては、こちらをご覧ください。