妊娠前は血圧に異常がなかったのに、妊娠してから妊娠高血圧症候群と診断される方が少なくありません。
その原因として考えられるのが、高齢での初産、もともと肥満気味の方、多胎妊娠、ストレス、糖尿病や腎臓病を持っている方などです。
妊娠すると毎回産婦人科で血圧測定と尿検査を実施するのですが、妊娠高血圧症候群になってしまうと尿たんぱくが出たりむくみが酷くなってきますので、妊娠高血圧の症状に気が付くことができます。
早めに高血圧気味になっていることがわかれば、適切な対処法を取ることで高血圧の症状を落ち着かせることができるようになります。
それを放っておくと高血圧の症状がどんどん悪化してしまい、妊娠中の母体や胎児に悪影響を及ぼすようになりますので、妊娠中の検診は休まずに受けるようにしましょう。
妊娠中の高血圧と診断されたときは、コーヒーはその改善策としておすすめできません。
それはコーヒーにカフェインが含まれているからです。
妊娠中でなければ、コーヒーは高血圧の改善に良いとされています。
ただ、妊娠中はコーヒーのようなカフェイン入りのドリンクは控えるようにすすめられますので、妊娠をきっかけにコーヒーを我慢する妊婦さんが多いのです。
コーヒーがどうしても飲みたいときはノンカフェインの物を選ぶことができますが、それだと高血圧改善効果が薄れてしまいます。