高血圧予防には野菜・果物を十分に摂ると良いといわれています。
野菜や果物にはマグネシウム・カリウムなど高血圧に効果のあるミネラルが豊富なので、十分に摂るようにしたいものです。
マグネシウムは、体内で血管を広げる作用のある物質の生産に使用され、高血圧を予防する効果があります。
またカリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)の排出を助ける働きがあり、これも高血圧に効く成分です。
野菜であればトマトやホウレン草、にんじん、セロリなどは高血圧の人におすすめの食材です。
野菜に含まれる栄養素によっては熱に弱いもの、水に溶け出しやすいものがあるので、生のサラダで食べると栄養素を逃さず摂れます。
カリウムは熱に弱いとよくいわれますが、野菜によっては一概にそうともいえないようです。
たとえば生のサツマイモ100グラムには470mgのカリウムが含まれていますが、焼き芋には540mgのカリウムが含まれています。
果物ならバナナやメロン、みかんなどがおすすめです。
果物は調理する必要がないので、熱や水によって失われやすい栄養素もそのまま摂れるメリットがあります。
ただ、すでに医者にかかっていて血圧降下剤を服用している人は、果物を選ぶ際注意が必要です。
血圧降下剤の中にはグレープフルーツと相性の悪いものがあり、血圧が下がり過ぎて命に関わることもありますので、自分が服用している薬がどのようなものか、医者に尋ねてよく確認しましょう。