高血圧の方は日頃から塩分の少ない食事を心がけていると思いますが、塩分を減らすとどうしても薄味になりがちです。
そのせいで、病院で出される食事のように感じられてしまって長続きしない、ということがあるかもしれません。
そんな時ぜひ活用したいのが、カリウムを多く含んだ食事のメニューです。
カリウムは体内のナトリウム(塩分)を排出するのを助ける働きがあるので、食事で減塩しきれなかった塩分を排出することによって高血圧に対して効果があります。
高血圧に効くカリウムを摂るには、プルーンがお勧めです。
特にドライプルーンにはカリウムが豊富に含まれています。
乾物にすることにより生のものよりも栄養価が増す食品も多いですが、カリウムもその効果でドライプルーンに多く含まれているのかもしれません。
たとえば生のプルーンには100g当たり220mgのカリウムが含まれていますが、ドライプルーンには100g当たり480mgのカリウムが含まれています。
バナナ(100g当たり360mg)やメロン(100g当たり350mg)よりも多く含まれているのです。
高血圧の予防に良い果物として注目されているのもうなずけます。
乾燥プルーンなどのドライフルーツは調理せずにそのまま食べられるので、熱や水によるカリウムの損失がなく摂取できるのもポイントです。
高血圧をバランスのとれた食事で予防しましょう。