熱中症は、誰もがかかる可能性のある要注意すべき症状で有名です。
しかし、一般の人よりも高血圧や糖尿病を患っている方は熱中症にかかりやすいとされているため、熱中症対策をしっかりと行う必要があります。
高血圧や糖尿病患者の熱中症対策とは、具体的にどのようなことをすればよいのでしょうか?
糖尿病を患っていると、尿の中に含まれている血糖の数値が高い状態が続きます。
すると人間の体は、血糖を薄めようとする働きにより、とても喉が渇きます。
たくさん水分を摂取すると尿が多くでるようになり、知らぬ間に脱水状態に陥り、熱中症にかかりやすくなるのです。
また、高血圧の場合は塩分や水分の摂取を控えていることが多いのと、体内の塩分濃度が低く水分量も少ない傾向が多いため、常に熱中症にかかりやすい状態と言えます。
そうなる前に熱中症対策をしっかりと行い、未然に防ぐことが重要となってきます。
高血圧や糖尿病患者の熱中症対策として有効なことは、脱水にならないように水分や塩分をこまめに摂取するようにすることです。
ただの水だと塩分が足りなくなってしまうので、熱中症対策にはスポーツドリンクがおすすめです。
しかし、スポーツドリンクには糖分も含まれているため、高血圧や糖尿病の症状を悪化させてしまう危険もあります。
できるだけ糖分が少ないものや、水で少し薄めて飲むなどの工夫が必要となります。
高血圧や糖尿病の方は、熱中症にならないよう対策を行っていきましょう。