玉ねぎが高血圧や糖尿病に良いと話題になっています。
糖尿病にどう良いのかというと、体の中に余分な糖があるときに、インスリンの効き目を補ってくれるイソアリインという成分が含まれています。
これは糖尿病の方にはいい成分ですね。
抗酸化作用(活性酸素の発生を抑える)のあるグルタチオン酸、抗炎症作用、動脈硬化予防効果のあるケルセチンも含まれています。
玉ねぎに基本的に副作用はありません。何より糖尿病の方に嬉しいのは、カロリーが低いことです。
水にさらすとこれらの成分は流れだしてしまうので、そのまま食べるのがいいでしょう。
高血圧には玉ねぎの茶色い皮の部分を煎じて、お茶にして飲みます。
玉ねぎの皮はミネラルが豊富で、その中で高血圧の症状に効くと注目されているのが、ケルセチンと呼ばれる成分です。
このケルセチンには強力な抗酸化作用があるので、高血圧の動脈硬化への効能が期待されています。
お茶にする場合は、2~3個分の玉ねぎの皮を500mlの水に入れて火にかけ、沸騰したら中火で3分ほど煮立てて完成です。
朝晩2回、200mlくらいを目安に飲みます。
しかし、これはあくまで補助的なものであって、日頃の生活習慣が大切なのは言うまでもありません。
高血圧も糖尿病も、玉ねぎを食べているから大丈夫なのではなく、普段の生活をきちんとして、玉ねぎを取り入れていくようにしましょう。