医師から高血圧を指摘されている人が高熱を出していたり、微熱症状が続いたりしていると、高血圧を原因とした疾患の兆候ではないか、と不安になるかも知れません。
しかし、実際は高血圧だけが原因で高熱が出たり、微熱症状が続くなどということはあまり考えられません。
ただ、高血圧によって症状が悪化し、高熱が出たりする場合があります。
あと微熱が出ている場合は、風邪の初期症状である咳や鼻水、喉の痛みの有無を確認しましょう。
また、微熱症状が続いている場合には脱水の自覚症状である喉の渇き、他覚的には水分摂取状況や口唇及び全身の皮膚の乾燥等について注意深く観察することが大切です。
しかしそれらをチェックしても異常が見当たらず、同じ症状が続く場合には、やはり何かしらの疾患の存在も考えられるため、医師の診察を受けたほうがいい場合もあります。
そのような場合に備えて、
・不調な時にはその症状（高熱、微熱）がいつから発生しているのか
・既往歴（この場合は高血圧なので直近の数回分の実測値）
・食欲（食事量）
・飲水（何をどのくらい飲んだか）
・感染症にかかった人との接触の有無
などの情報を、時間を追ってメモしておくといいでしょう。
そのような情報は、医師が疾患を特定したり適切な治療を選択するための有効な判断材料になります。
とにかく熱が出るということは身体からのサインですので放置せずきちんと対処することが大切です。
