日本人の中高年のうち、4割程度が高血圧を患っていると言われています。
そのうち男性が3.7割、女性は2.8割とも言われており、どちらかというと男性の方が高血圧を発症する割合は多いようです。
それでも年々、女性の高血圧は増えてきているのです。
20代から30代の若い女性はもともと頭痛に悩まされている人が多いものです。
これは女性特有のホルモンバランスなどによるものが多いのですが、それが中高齢になってくると、高血圧の頭痛も疑っていかなければなりません。
若いうちは低血圧だった女性も、更年期障害の訪れとともに、高血圧に移行していく人が少なくないからです。
しかし女性は高血圧による頭痛が起きてきても、もともと頭痛持ちだったためにその原因が何のためなのかわからずに、高血圧自体の発見が遅れてしまうことがあります。
特に女性は、出産などホルモンバランスの変化が男性よりも大きいので、30代になったら意識して血圧を定期的に測っておくことです。
また、自分の平均血圧もきちんと把握しておきます。
いきなり高血圧になるようなことはなくても、だんだんと血圧が上昇していくことがあるのです。
若いころと同じはずの頭痛に息切れや動悸が加わってきたら、それは高血圧のサインかもしれません。
健康診断はきちんと受けるようにしておきましょう。
特に仕事を辞めて育児などをしている方は強制ではないので、自主的に行く必要があります。
また、高血圧の場合、食事療法が大切になってきます。高血圧でも、美味しい食事を楽しみたい方は、こちらをご覧ください。