高血圧は軽視していると、心臓発作や脳梗塞などの重篤な症状につながりかねません。
高血圧を改善するため、食事療法や運動療法がよく勧められます。
しかし日本人にとって大事なある生活習慣も高血圧の改善に役立ちます。
それは入浴です。
ぬるめのお湯に入浴して浸かると、体中の血管が広がり、血圧を下げてくれます。また全身の神経をリラックスする効果もあります。
しかし、高血圧の人が入浴する際に気をつけておきたい幾つかのポイントがあります。
まず、入浴する際には温度の急激な変化を避けることです。
さもないと血圧が改善するどころか、血管の収縮を招いて高血圧を悪化させる可能性があります。
入浴前には脱衣所で服を脱ぎますが、特に冬場は気温が下がっています。
ですからヒーターをつけたり、あらかじめお湯をお風呂場の床や壁にシャワーでかけておくなら、入浴時の急な血圧上昇を防ぐことができます。
また血圧を改善するために、お湯の温度にも気をつけたいところです。
お湯は42度を超えると血圧を悪化させてしまいます。最適な温度は37度から40度とされており、先にかけ湯をして入るようにしましょう。
高血圧を改善したいならば、全身をお湯に浸すのではなく、半身浴などに留めておくのも大切です。
肩や首周りはタオルなどをかけて、温めるようにしましょう。
