高血圧は必ずと言っていいほど食生活と深い関わりがあります。
一旦高血圧にかかってしまったら、改善するためにはメニューの見直しが欠かせません。
もちろん高血圧を悪化させる食品は避けるようにしなければなりませんが、逆に高血圧を改善してくれる食品も多いので、毎日積極的に食べるようにしましょう。
高血圧を改善してくれる食品の1つは納豆です。
納豆には、ナットウキナーゼという酵素が含まれています。
ナットウキナーゼは血栓を溶かす働きがあり、心筋梗塞や脳梗塞を防ぐ以外にも、血液をサラサラにする効果があります。
納豆が高血圧を改善してくれるもう1つの理由は、ムチンが豊富なことです。ムチンとは、たんぱく質と食物繊維が合わさってできた多糖類で、他の野菜にも含まれます。
例えば、オクラやなめこ、昆布にも含まれ、どれもヌルヌル、ネバネバした食感です。
納豆にも含まれるムチンは食物の糖分や脂肪分を吸収して、便と一緒に体外へ排出する働きがあります。余分な糖分や脂肪分を出すことで血液のバランスを改善してくれるのです。
ただ、納豆に付属している醤油だれは塩分が多いので、1日の塩分摂取量を超えないようにしましょう。
またワーファリンなどの高血圧薬の効果を妨げることもあり、この薬を使用している人は食べてはいけません。
ですが納豆は高血圧を改善する食品ですので、大抵の人は安心して食べることができます。
