高血圧には2種類あります。
一次性高血圧「本態性高血圧」と呼ばれる疾患と二次性高血圧です。
二次性高血圧に関しては加齢による身体の老化などが大きく影響していますが、本態性高血圧は食事や運動、ストレスなど日々の生活の乱れ、すなわち生活習慣が影響していることがあげられています。
しかし、本態性高血圧の場合はこの他にDNA(遺伝)も関係していることが考えられています。
遺伝的要因として両親などに「同じ疾患を持っていた」または「持っている」方の場合、高血圧になる素因を有しています。
確率としては両親どちらも高血圧の経験がある場合は1/2となります。
また、両親どちらかの場合は1/3、どちらも疾患を患ったことのない場合は1/20と大きく下回ります。
このように遺伝的要因としての割合も大きく影響する疾患なのです。
遺伝的要因として考えられているのは、レニン・アンジオテンシン系やキニン・カリクレイン系という交感神経系や様々な身体を構成する機構に影響が及ぶためと考えられています。
さらに遺伝的要因として単一の遺伝子だけでは発症するものではないといわれています。
そのため、高血圧を遺伝的要因と捉えたときに前述で述べた「割合」が大きく関係していることがわかります。
しかし高血圧は遺伝的要因で発症する可能性があったとしても、一番は日頃の生活習慣を見直すまたは注意していくことがもっとも重要であり大切なポイントとなります。
なお、おいしい食事を楽しみながら、高血圧を改善していきたい方はこちらをご覧ください。