高血圧の原因だと考えられていることはいくつかありますが、中でも有力なのが「遺伝」です。
親が高血圧であったり、高血圧になりやすい遺伝的因子を持っていると、その子も高血圧になると言われています。
なんと両親ともに高血圧の場合は、子どもは60%の確率で高血圧になるというデータもあるほどです。
逆に両親とも高血圧でない場合の確率は5%ですので、いかに高血圧が遺伝するものであるのかおわかりになるでしょう。
でも、遺伝と言われてしまうと、もう改善法も予防法もないような気になってしまいますよね。
遺伝が関係している高血圧の場合、改善方法はないのでしょうか?
結論から言いますと、たとえ高血圧の遺伝確率が高かったとしても、その発症リスクを減らすことができます。
そしてその改善方法とは、「適度な運動」です。
適度な運動をしている人としていない人では、同じ高血圧の遺伝的因子を受け継いでいたとしても発症リスクに34%も差が出るそうです。
毎日1時間程度のウォーキングだけでも充分な効果がありますので、運動する時間がないという人は歩くことから始めてみてはいかがでしょうか。
その他の改善方法は通常の高血圧と同じく、減塩やストレス解消を心がけるということです。
遺伝性だと諦めずに、生活習慣を見直すことで高血圧は必ず防ぐことができます。
すでに高血圧になってしまっている人はもちろんですが、親が高血圧という人も早めに予防・改善していきましょう。
なお、血圧を下げてくれる食品については、こちらをご覧ください。