ぎっくり腰と腰痛の違い

ぎっくり腰とは、腰・背中の筋肉や筋膜が炎症を起こしている状態を言います。そして腰痛は、腰の筋肉の疲労によって痛みが発生している状態のことを言い、ぎっくり腰と腰痛の違いは、炎症を起こしているかどうかで見分けられます。

ですので治療法も異なり、ぎっくり腰は炎症を抑えるためになるべく動かないように安静にし、炎症を起こした部分をアイシングなどで冷やすなどの処置がとられます。

また、ぎっくり腰は強い痛みが特徴ですが、無理をせずに安静を保てば3日程で自然に症状は楽になっていきます。

一方腰痛は、蓄積された疲労が原因ですので、マッサージや整体などで逆に血行を良くして温めます。ですが、腰痛にはストレスが原因である心因性のものもあり、人によって治療法は様々です。

さらに、ぎっくり腰は突然筋肉のバランスが崩れた普通ではない状態ですが、一過性のものですので異常なバランスを元通りにすることは比較的簡単です。

ですが、腰痛は徐々に筋肉のバランスが崩れていくので、痛みを取る治療と共にバランスを整えていくので、多少時間がかかります。内臓の疾患が腰痛の原因となっていることもありますので、その場合も治療に時間がかかることがあります。