腰痛の治療方法にはどのような種類がある？

日本人の8割は一生に一度は腰痛を経験すると言われていて、慢性的に腰痛を感じている人は約2800万人にもなります。

つまり4．5人に1人は腰痛を慢性的に感じているということになり、それだけ多くの人が腰痛に悩まされ改善したいと考えているということです。

腰痛の治療方法にも様々な種類がありますが、大きく分けて保存療法と外科的療法の2種類に別れます。

保存療法の代表的なものが薬物療法です。炎症が激しい場合には消炎鎮痛剤が使用されますし、筋肉が緊張している場合には筋弛緩剤などが使用されます。

ストレスなど精神的な要因から腰痛になっている場合は精神安定剤などが使用されますし、痛みが特にひどい場合には神経に直接麻酔薬や鎮痛薬を注射するブロック注射と呼ばれるものも行います。

他にも、温熱療法や電気療法などの医療機器を使用したり、コルセットや腰用サポーターなどを使用したものなども保存療法の代表的なものになります。

また、外科的療法は手術ということになりますが、基本的には保存療法を行って改善しなかったり悪化してしまった場合などに行われる方法です。かつてはメスで切開して行う方法が多かったですが、現在は内視鏡による手術が主流です。