腰痛にはいろいろな原因が考えられますが、女性ホルモンの働きが深く関係している場合があります。
女性ホルモンによる腰痛で一番多く聞くのが生理痛です。
生理痛と聞くと腹部や下腹部が痛むイメージがありますが、腰に痛みがでることもあるのです。何故生理中に腰が痛くなるのか、その原因は卵巣ホルモン「リラキシン」にあります。
リラキシンは骨盤の関節や靭帯を緩める働きを持っています。
生理前になると分泌され、経血をスムーズに排出できるように骨盤を開きやすくするのです。しかしリラキシンが働くことで同時に骨盤は不安定な状態になります。結果、体を支える筋肉に負担がかかり、腰痛を起こしてしまうのです。
また、更年期障害で腰痛を起こす人もいます。
更年期障害とは40代半ば頃で起こる様々な症状のことで、女性ホルモンの一つ「エストロゲン」の分泌が減ることで発症します。
エストロゲンの分泌を司っているのは脳の視床下部という部分。ここは自律神経の調整も同時に行っているため、エストロゲンの分泌が減少することで自律神経にも影響がでるのです。
自律神経が乱れると、血流が悪くなります。結果、体が冷えて腰痛を起こしやすくなるのです。
辛い腰痛、その痛みの原因は女性ホルモンかもしれませんよ。
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