腰が痛い、腰痛のつらさは経験してみないとわからないものです。
痛みがあると、腰をかばって周辺の筋肉まで硬くなってしまっています。実は、腰の痛みや筋肉の硬さは、腰回りの筋肉が大きく影響しているのです。
肋骨の一番下に位置する腰方形筋は、収縮すると体幹を側屈させる作用があります。腰からグルリと前方までお腹周りを包み込んでいるのが腹横筋です。腹圧と密な関係があり、この筋肉が弱いと腰へのストレスに対する耐久性が下がってしまいます。
体幹を固定させる内腹斜筋、外腹斜筋は、腰の負担を軽くする役割を果たします。
また中殿筋は、鍛えることで骨盤のぐらつきが抑えられるので、腰の負担を減らします。脊柱を支えるのが多裂筋で、姿勢の保持に関係しています。
これらの筋肉が腰痛には大きな影響を持っていることがおわかりいただけたでしょうか。だからこそ、これらの筋肉を伸ばすと気持ちいいと感じるのです。
またストレッチする際には、腰だけでなく、お尻や背中の筋肉も一緒に伸ばすことで効果が大きくなります。
おすすめしたいのは、寝た姿勢で行うストレッチです。寝た姿勢だと体幹筋の収縮がほとんどなくなるので、座って行うよりも伸ばすことができるのです。
腰が重いなと思ったら、悪化する前に寝て腰周りのストレッチをしておきましょう。毎晩、寝る前にやる習慣をつけるといいです。
⇒ 1日5分で腰痛を改善する方法